●「マグダレンの祈り」　2002年【英・アイルランド】

２００４年3月映画館で鑑賞

　痛い、痛い映画でした。重いし、心にズーンときます。
何より、理不尽すぎるのです。
　
　チラシからあらすじを転載。
「アイルランドにあるマグダレン修道院は、１９９６年まで「堕落した婦女子」を囚人のように預かる施設だった。信じられない実態を描く」

　脱走しようものなら、頭を刈られ、一日中重労働させられ、死語は禁止。反抗すれば体罰。寒い部屋で薄い布団のみ。食べ物もひもじいものだけ与えられるのみ。　
　何の希望もない女性たち。しかも悪いことをしたのではなく、単に周囲の偏見から収容された女性たちばかり。
　
　何より、悲しかったのが、ただただ純粋に生きた女性が、精神病院に収容され、そのせいで気が狂い、亡くなってしまったこと。

　なんと理不尽な。そして強欲で、マゾの修道女たち。

　怒りを通りこして、実態はもっと厳しかったんだろうなと想像するのも苦しいばかり。

　希望を唯一感じるのは、もう、この修道院がないということ。
　
　実話だけに、重みがあって、一瞬足りとも目が離せませんでした。

　私的指数　７点（１０点満点）




●「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」　2002年【米】

２００３年1２月　映画館で鑑賞

　　自分に自信のない、不器量な主人公が、外の世界に飛び出して、綺麗で垢抜けた女の子たちに話し掛けたり、お洒落したり、仕事も好きな仕事についたり。
　そうして、どんどん、キラキラと綺麗になっていくのが目にみえてわかって、とっても嬉しい気持ちになりました。

　ギリシャの陽気な家族が繰り広げる、コメディ家族、恋愛映画。
楽しい気持ちになれました。

　私的指数：５点（１０点満点）



●「マジェスティック」2001年【米】

２００３年９月　ビデオ鑑賞

　１５０分という長い映画だったけれど、私は飽きずに最後まで観れました。ジム・キャリーのシリアス映画は、初めて。
なかなか、それも面白かった。
ストーリーは確かにありふれているし、先も読めるし、あまりにもみんな善人だし…。

欠点を探せばいろいろとあるけれど、そんなこと、イイジャンって思えるほど、心が温かくなる映画でした。

何だろう、細かいことは抜きにして、人の温かさと、希望のようなものをもらった気がしました。

人を好きになれるような、いい映画です☆

　私的指数　７点（１０点満点）